あらゆる業務を自身でこなす

フリーランスエンジニアとは、直接にクライアントから設計開発の仕事を請け負う個人事業主だ。仕事の確保からプログラミング、納品と全てを自分だけで手掛けることになる。場合によってはプロジェクトに参加する形で会社へ常駐するケースもあるが、基本的には自宅などで作業を行う。開発案件に関しては、営業をかけて仕事をもらってきたり、あるいはクラウドを利用して入札に参加するなどの手段がある。直接クライアントと交渉する場合には、開発の内容と費用について話し合いを行い、双方が合意することで契約を交わすことになる。一方、入札方式の場合には、他のフリーランスエンジニアと入札金額で競う形で決まる。どちらにしても、仕事を取れるか否かは個人として活動するために信用度が大きく影響するだろう。

そして、契約を結ぶことができたとしても、報酬に関してはその開発が完了して納品の後、クライアントの検収を待ってからという形がほとんどだ。その間は収入が無いながらも、生活費はもちろんのこと、健康保険などの支払いも行う必要がある。そのため、少しでも蓄えを作っておく必要が生じる。会社勤めのように社会保険に加入することは無いので、自分で年金や健康保険に加入する必要がある。また確定申告を行って税金の納付も自分で行わなければならない。このようにフリーランスエンジニアは、経理などの雑務も含めて全ての業務などを自分でこなすことが特徴として挙げられる。